小学生の「算数」は好きな科目一位で嫌いな科目一位でもある!
この記事では、
- ・小学生の算数でつまづきやすい単元
- ・算数を普段の生活でも意識する
を紹介します。
ぜひ最後までお読みください。
突然ですが、保護者のみなさまは小学生のとき「算数」は好きでしたか?嫌いでしたか?
様々な企業の研究グループが教育に関する調査をしておりますが、2020年8月に学研総合教育研究所(Gakken)が実施した、科目の好き嫌いに関する調査によると
好きな科目 一位 算数 24.6%
嫌いな科目 一位 算数 23.0%
という結果でした。
算数が好きなお子さまと、嫌いなお子さまの比率にかなり乖離があります。
算数は特に、分かるとたのしい、たのしいと好きになる。一方で、分からないと先に進めずに立ち止まってしまいます。
積み上げ式の算数では、分からない箇所があれば、その前の単元まで戻ってやり直す必要があります。
算数を苦手としているお子さまの中で、特につまづきやすい科目がありますので、本記事では学年ごとにどの単元が苦手になりやすいかをざっくり挙げていきたいと思います。
小学生の算数でつまづきやすい単元
- ・小学1年生 数の概念、繰り上がり、繰り下がり
- ・小学2年生 九九、長さ、体積、図形、
- ・小学3年生 わり算、距離と時間の計算、□を求める計算
- ・小学4年生 分数
- ・小学5年生 割合
- ・小学6年生 比、比例と反比例
上記で挙げた単元以外にも、苦手になりそうな単元は多くあります。
お子さまが算数に対して苦手意識を持っているようであれば、まずはどこでつまづいているかを把握し、その前の単元に遡って復習していく必要があります。
例えば、小学4年生のお子さまがつまづいているところがある場合、実は4年生の範囲ではなく、3年生や2年生で習った単元がつまづきの根源である可能性もあります。
まずは苦手箇所を特定し、原因を突き止める、原因となっている周辺の単元を復習することで根幹治療をしていく。というようなイメージでサポートしていくことが大切です。
算数を普段の生活でも意識する
意外にも普段の生活では算数に触れる瞬間に溢れています。
例えば、スーパーで商品に30%OFFの割引シールが貼られている時や
お菓子を3つ買って1000円出すとお釣りはいくらになるか。。など。
考えればたくさんありますが、紙の上で計算するだけでなく、身の回りで体験したことは記憶に定着し、より理解を深めることでしょう。
英語に「Do math」という表現があります。
これは「数学をする」ということですが、能動的に数学を考えてみる。ということです。
日常生活を算数・数学の視点でみることで、身近にあるものから「なんで?どうしてそうなるの?」とお子さま自身から興味が出てくると良いですね。
ここまでご覧いただきありがとうございました。
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ご自宅でなかなか宿題が進まないお子さまは、一度算数コースの自習室にご参加されてみてはいかがでしょうか。
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